令和5年度共同研究の募集(第1回)について

 東北大学サイバーサイエンスセンターでは、研究者のより良いスーパーコンピューティング環境の構築及びその研究活動の推進、また、学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)活動の一環として、スーパーコンピューティングに関する令和5年度共同研究を下記の要領で募集します。

 令和5年度は、8月にスーパーコンピュータAOBAの大幅な増強を予定しています。AOBA-Aの次世代機「AOBA-S」が新たに加わり、総合演算性能は現システムの14倍以上になります。計算資源の有効利用に、ぜひ本共同研究制度もご活用ください。

<新システム「AOBA-S」>

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/10/press20221007-01-computer.html

(AOBA-Sの詳細については、今後、本センターのウェブサイトでお知らせしていきます)

 共同研究募集の詳細については以下の資料をご参照ください。

応募期間

第1回 令和5年2月14日(火)~令和5年3月14日(火)

第2回 令和5年8月頃予定

問い合わせ先

共同研究支援係 TEL:(022)795-6252

       e-mail: joint_research[at]cc.tohoku.ac.jp

令和5年度課題採択結果(第1回)

令和5年度共同研究専門部会で審査の結果、以下の13件が採択されました。

【A】若手・女性研究者支援課題

No. 申請者 所属 研究課題
A-1 大野 詩歩 東北医科薬科大学
分子生体膜研究所
分子動力学計算による抗iPS細胞抗体と糖鎖リガンドの相互作用様式の同定
A-2 小寺 紗千子 名古屋工業大学
工学研究科
環境因子を考慮したミリ波ばく露における安全性評価
A-3 松川 嘉也 東北大学
大学院工学研究科
熱分解反応場における温度の変動が化学反応速度に及ぼす影響の解明
A-4 屋山 巴 工学院大学
先進工学部
窒化物半導体におけるキャリアーのドーパント準位への無輻射緩和過程の解明
A-5 Enriquez John Isaac Guinto 大阪大学
大学院工学研究科
Oxidative etching of the diamond surface by O2 and H2O

【B】萌芽型課題

No. 申請者 所属 研究課題
B-1 有馬 卓司 東京農工大学
大学院工学研究院
互いが移動する車と車(Vehicle to Vehicle:V2V)での電波伝搬状況の解明
B-2 春日 貴志
林 優一
長野工業高等専門学校
奈良先端科学技術大学院大学
通信用コネクタ構造を組み込んだプリント基板解析の高速化
B-3 松岡 浩 技術士事務所
AIコンピューティングラボ
リカレント型ビット演算による縦渦挙動のマルチスケール創発解析

【C】一般課題

No. 申請者 所属 研究課題
C-1 越村 俊一 東北大学
災害科学国際研究所
SX-Aurora TSUBASAの津波のリアルタイム予測計算の国際展開
C-2 小林 敬生 東北大学
大学院理学研究科
VHF(60MHz)レーダによる小惑星内部構造探査における電波伝搬・電波散乱シミュレーション
C-3 塚原 隆裕 東京理科大学
創域理工学部
表面粗さ・主流乱れが影響した後退平板境界層における乱流遷移の直接数値解析
C-4 藤井 孝藏 東京理科大学
工学部
複雑流れ現象の理解とその効果的制御法に関する研究-2
C-5 山崎 剛 東北大学
大学院理学研究科
日本領域長期再解析(RRJ-Conv.)の長期データ整備と関連する研究開発