システムの概要
本センターは2023年8月1日よりAOBAのサブシステムAOBA-Sとして,次世代のSX-Aurora TSUBASAの運用を行っています。
SX-Aurora TSUBASA(日本電気株式会社製)は,サブシステムAOBA-Aと同じベクトルアーキテクチャを採用しています。アプリケーション演算処理を行うベクトルエンジン(以下,VE)部と,主にOS処理を行うベクトルホスト(以下,VH)部により構成されます。PCIe カードに搭載されるVE部はベクトルプロセッサ,及び高速メモリから構成され,x86/LinuxであるVHとPCIe経由で接続されます。
理論演算性能 (DP) | 主記憶容量 | メモリバンド幅 | |
---|---|---|---|
1VE (Type 30A) | 4.91TFLOPS | 96GB | 2.45TB/s |
1ノード(1VH+8VE) | 41.78TFLOPS | 1TB | 20.26TB/s |
システム全体(504VH+4,032VE) | 21.05PFLOPS | 504TB | 9.97PB/s |
システムの利用方法
現在AOBAシステムをご利用の方(利用者番号をお持ちの方)は、AOBA-Sのご利用に申請は必要ありません。
新規で利用者番号を取得される方は以下をご参照ください。
利用方法
サブシステムAOBA-Sの利用方法(コンパイル、ジョブ投入方法など)については,以下の資料をご参照ください。
Type 30Aに最適化された実行モジュールが必要ですので、必ずAOBA-Sのフロントエンドサーバ上で再コンパイルを行って下さい。
AOBA-A向けの実行モジュールはAOBA-Sでは実行出来ません。
利用者向けサーバ
サーバ名 | ホスト名 | 用途 |
---|---|---|
フロントエンドサーバ | sfront.cc.tohoku.ac.jp | コンパイル作業 AOBA-Sへのジョブ投入 ローカルPCとの小規模なデータ転送 |
データ転送サーバ | sfile.cc.tohoku.ac.jp | ローカルPCとの大規模なデータ転送 AOBA-A,B用ストレージとのデータ転送 |
HPCI用フロントエンドサーバ | shpcif.cc.tohoku.ac.jp | HPCI、HPCI-JHPCN課題用 フロントエンドサーバ |
キュー構成
共有利用のキュー構成は以下の表の通りです。
利用形態 | キュー名 | VE数 | 最大経過時間 既定値/最大値 | メモリサイズ |
無料 | sxsf | 1 | 1時間/1時間 | 96GB |
共有 | sxs | 1〜2,048 | 72時間/720時間 | 96GB×VE数 |
申請方法と利用負担金
システムを利用するための申請方法と利用負担金については,以下の資料をご参照ください。
利用についての問合せ
利用方法や,利用負担金,高速化などの利用についての問合せは,以下の資料をご参照ください。
また,利用相談については以下のページもご参照ください。